【格安ホームページ制作の罠】違法!絶対に騙されないで!(2025年最新版)
「初期費用無料」は違法?トラブルが起きないためには
ホームページ制作を進めていく上でトラブルポイントがたくさんあります。
理由は、目に見えないモノを創っていくからです。(それぞれ頭の中で考えていることが異なるため)
発注後のトラブルを避けるためには、初期段階での綿密な打ち合わせ、見積り・契約内容の明確化、支払い方法などの確認が非常に大切です。
※下で詳しく解説しますが、特に「リース契約」には注意が必要です。
この記事を読むことで、以下のことが理解できます!
①ホームページ制作にかかる見積もり費用と内容について
②著作権・所有権について
③絶対にやめて!リース契約の落とし穴
「本当にあの会社に依頼して大丈夫かな?」
そんな方に向けてのお役立ちコラムとなっていますので、ぜひこの記事を最後までご覧ください。
|そもそもリースとは?
リース契約とは、企業や個人が必要とする機械や設備などの有形資産を、リース会社が代わりに購入し、その資産を長期間にわたって賃貸する取引のことを指します。この契約により、企業や個人は初期費用を抑えて、必要な機械や設備を使用することができます。
「お分かりいただけましたでしょうか?」
この時点でホームページは機械や設備ではないのでリース契約は出来ないのです。
また、仮にそういった契約をしてしまった場合、作成したホームページは自社の資産にならず、制作を行った制作会社に帰属するので最悪なことばかりになります。(注意ポイント)
念の為、リース契約の概念と基本を以下に記載します。
ニーズの把握: 企業や個人が必要とする機械や設備を特定します。
リース会社の選定: リース会社に相談し、リース契約の条件を確認します。
契約の締結: リース会社がその機械や設備を購入し、リース契約を締結します。
使用期間: 契約期間中、リース会社が所有する機械や設備を企業や個人が使用します。
契約終了: 契約期間が終了すると、機械や設備はリース会社に返却されるか、契約を更新するか、あるいは買い取るかの選択が発生します。
リース契約の主なメリットは、初期投資を抑えることができる点です。特に大規模な機械や設備の場合、一度に多額の資金を用意することが難しい場合がありますが、リース契約を利用することで、月々の賃貸料を支払う形で利用できます。
ただし、リース契約には以下のような注意点もあります:
総費用が高くなる可能性: 長期的に見ると、リース料の総額が購入費用を上回ることがあります。
所有権の欠如: リース期間が終了しても、機械や設備の所有権はリース会社にあります。
中途解約の困難さ: 契約期間中に解約すると、高額な違約金が発生する場合があります。
リース契約は、企業や個人の資金繰りやニーズに応じて、有効に活用できる手段ですが、契約内容を十分に理解し、総費用や解約条件などを慎重に検討することが重要です。
|「あまり費用をかけたくない」この思考に突き刺さる罠
ホームページ制作の際に、予算をできるだけ抑えたい、初期費用をかけたくないという経営者、担当者の方は多いと思います。
そんな時、ある制作会社から「リース契約を利用すれば、非常に安くホームページを作れますよ!」という提案が出てきた時に「あ、いいな!」と思ってしまうかもしれません。
しかし、この魅力的な言葉(罠)には注意が必要です。
非常に甘く、危険な言葉ですね。
ホームページのリース契約には多くのデメリットがあるため、絶対に避けるべきです。
◆リース契約を避けるべき理由
万が一リース契約を結んでしまった場合の対処法予算を抑えつつ、リース契約を避ける方法リース契約を検討している方は、必ずお読みください。
◆リース契約には2種類のリースがあり、それぞれに細かな違いがあります。
※詳しくは「公益社団法人リース事業協会」のHPをご覧ください。
https://www.leasing.or.jp/
この事象については中小企業庁も注意喚起を行っています。
リース契約は基本的に有形の財産を対象とするものであり、ホームページのような無形のものには全く適していません。
その中でチョコミツは、リース契約を提案する会社を一切紹介しておりませんので、安心してサービスをご利用いただけます。
万が一ご紹介を受けた後に、リース契約の話しを持ち出してきたホームページ制作会社があれば総合受付まで通報をお願いいたします。
|言い方を変えた「サブスク型ホームページ」はどうなの?
サブスク型ホームページとは、定額制で利用できるホームページサービスのことを指します。
あなたは毎月一定の料金を支払うことで、ホームページの作成、管理、更新などのサービスを受けることができます。
これにより、初期費用を抑えつつ、継続的なサポートやメンテナンスを受けることが可能です。
リースと違う点は、「契約に縛りがない」点となります。
今ではサブスクリプション型のサービスは世の中で当たり前となっています。
例えば、音楽アプリであれば・・・
・Spotify
・Apple Music
・YouTube Music
・Amazon Music
・Deezer
などが代表的です。
YouTubeなどもpremium会員もそれに当たりますね。
サブスクなので、すぐに解約できますから安心してサービス利用をしていることと思います。
た、だ、し!
ホームページ制作会社となるとこの「サブスク型」はあまりお勧めしません。
それは何故なのか?を次にご紹介します。
◆長期的なコスト
初期費用は低いものの、長期間利用する場合、総費用が高額になる可能性があります。
月々の支払いが積み重なるため、長期的には購入よりも高くなることがあります。
◆所有権がない(ここ注意!)
サブスク型サービスでは、ホームページの所有権が提供会社にあることが多いです。
契約を終了すると、ホームページのデータやデザインを引き渡してもらえない場合があります。
◆機能やデザインの制限
定額制のプランでは、利用できる機能やデザインに制限があることがあります。
カスタマイズの自由度が低く、自社のニーズに完全に合致しない場合があります。
◆契約期間の制約(ここ注意!)
契約期間中に解約すると、高額な違約金が発生することがあります。
中途解約が難しい場合があるため、契約内容をよく確認する必要があります。
◆依存リスク
特定のサービスに依存することで、将来的にそのサービスが終了したり、条件が変更された場合に対応が難しくなるリスクがあります。
(まとめ)格安ホームページの罠
上記で十分にお伝えできていると思いますので、「リース契約」は危ないので絶対に避けましょう。
「サブスク型」ホームページ制作については、初期費用を抑えつつ、継続的なサポートを受けることができるため、多くの企業や個人にとって魅力的な選択肢です。
しかし、長期的なコストや所有権の問題など、デメリットも存在します。契約する際は、これらのメリットとデメリットを十分に理解し、自社のニーズや予算に合ったサービスを選ぶことが重要です。
年代:40代
キャリア:都内の大学(文学部)卒業後、出版社で編集者として20年間勤務した後、フリーランスのWebライターに転身。主にビジネスやテクノロジー分野の記事を執筆し、様々な企業のブログやメディアに寄稿。(チョコミツへはたまに参画しています。)