【裏技】ホームページ作成にかかる費用を少しでも抑えたい。その方法を解説します!(2025年最新版)
もう少しだけ費用を抑えたい?結論、あなた次第です。
ホームページ制作を依頼する際、自分で準備する部分を増やすと費用を抑えられることがよくあります。
ホームページの制作をプロに依頼する際、特に初心者にとって、何を準備すれば良いのか分かりにくいことがあります。
このコラムでは、最低限押さえておくべき準備のポイントや、費用を抑えるための方法を詳しく解説します。
|1.ホームページ制作の依頼で失敗しないための基本の3点セット
まず最初に、ホームページ制作を依頼する際に失敗しないために最低限準備しておくべき3つの基本的な要素を紹介します。
それは 目的・納期・予算 の3つです。
これらをしっかりと定めることが成功への鍵となります。
1. ホームページの目的を明確にする
ホームページを制作する際には、その目的を明確にすることが非常に重要です。
意外にも、明確な目的を持たずにホームページを作ろうとするプロジェクトは少なくありません。
以下に具体的な目的設定の例を示します。
正しいホームページ作成の目的設定
- 売上の増加(ECサイトなど)
- 例: 「20代の女性をターゲットに、コンテンツを拡充してサイト内の整備を行い、アクセス数を増加させて購入数を増やしたい」
- 見込み顧客の増加
- 例: 「法人ユーザーに対して自社商品に関するコンテンツを作成し、お問い合わせを促進したい」
- 採用応募数の増加
- 例: 「採用面接の候補者に、会社の情報が深く伝わるコンテンツを提供し、応募数を増やしたい」
ポイントは、「ホームページ上で誰にどのようなアクションを取ってもらいたいか」を具体的に決めることです。この目的を達成するために、数値化した目標(KPI)を設定することも非常に重要です。
間違った目的の設定
- デザインが古いので新しくしたい
- とにかく露出(アクセス数)を増やしたい
- 誰もが入社したくなるようなサイトを作りたい
上記のような目的設定は抽象的で、具体的な成果につながりにくいです。
特にデザインについては、「ブランディング」という言葉を使って目的が曖昧になってしまうことが多いため、注意が必要です。
注意: 「アクセス数を増やしたい」というのも目的としては不十分です。
アクセス数を増やすことで、ユーザーにどのようなアクションを取ってもらいたいのかを明確に定義する必要があります。
2. ホームページ制作の納期を決める
ホームページ制作の納期を設定することも重要です。
初めてホームページを作成する方は、制作期間がどれくらいかかるのか分からないことも多いでしょう。
それでも、必ず希望納期を決めておくことが重要です。
- NG例: 「どれくらいで制作できますか?」や「なるべく早くお願いします。」というような曖昧な依頼。
具体的な納期がない場合、制作会社は余裕を持ったスケジュールを組むことが多く、結果として納期が遅れることもあります。
急ぎでない場合でも、希望納期を設定しておくことが大切です。
3. ホームページ制作の予算を明確にする
予算を明確にすることは、制作会社に見積もりを依頼する際に重要なステップです。
以下のような曖昧な質問は避けましょう。
- NG例: 「どれくらいで作れますか?」や「できるだけ安くしてほしい。」
また、「数十万円」や「数百万円」といった広い範囲で伝えるのも避けるべきです。
例えば、「100万円〜200万円」などと範囲を広く伝えると、制作会社は上限に近い金額で見積もりを出すことが一般的です。
その理由としては、後から要件が追加されても対応できるように、また交渉されても値引きができるように余裕を持たせているからです。
具体的に希望予算を提示し、その中で最大限できることを提案してもらうことが良いです。「200万円以内で収めたい」など具体的な金額を伝えると良いでしょう。
予算の前に「相場」が分からない方へ
ホームページ制作の相場が分からないと、予算を決めるのは難しいかもしれません。
以下のコラムで、ページ数別に相場情報を詳しく解説しています。
|ホームページ制作の見積もりを安くするための準備
目的・納期・予算の3点セットが揃ったら、次は見積もりを安くするための詳細な準備に移ります。
制作会社にアバウトな要件を提示すると、見積もり金額が高くなりがちです。
見積もりを安くするための準備
見積もりを安くしたい場合は、詳細までしっかりと決めておくことが大切です。クライアントが準備不足だと、制作会社は「このクライアントはやり取りがスムーズではなさそうだ」と思い、高めの見積もりを出してくることがあります。ここでは、見積もりが安くなる代表的な項目を紹介します。
1. 作業範囲の明確化
見積もりを安くするために最も重要なのが作業範囲の明確化です。
案件によって制作会社の作業範囲は異なるため、「今回はここまでお願いします」と具体的に指示することが重要です。
代表的なポイント:
- サイトに掲載する写真やテキストはどちらが用意するのか。
この要件が見積もり段階で決まっていないと、後から「画像やテキストはそちらで用意してくれると思っていました」といったトラブルが発生することがありますので、注意しましょう。
その他の作業としては:
- 完成したサイトは誰が公開するのか。
- サーバーやドメインはどちらが準備するのか。
- 競合調査などの事前の調査はどちらが行うのか。
これらを決めていない場合、制作会社は基本的に全て自社で行う前提で見積もりを作成することが多いです。その結果、見積もり金額は高くなります。
予算に合わせて作業範囲を明確にしておくことが大切です。
2. デザインイメージの明確化
デザインは主観が入る部分であるため、制作会社は修正指示が入ることを想定して見積もりを作成します。
デザインイメージが曖昧であればあるほど、制作過程での修正が多くなることを懸念し、デザイン費用が高く設定される傾向があります。
ホームページ制作を依頼する際に重要な要素の一つがデザインです。
デザインの具体例をしっかりと示すことで、制作会社がより適切なデザインを提案でき、見積もりも安くなる可能性があります。
具体例
以下に、異なる発注者がどのようにデザインイメージを伝えているかの具体例を示します。
参考A社
- 競合が多く使用する色: 競合の多くがオレンジ色を基調としているため、当社ではターコイズブルーをメインカラーに採用。
- デザインの印象: ターコイズブルーを基調にし、「活気」と「革新性」を感じさせるデザインにしたいと考えています。
- 具体的な要望: ボタンや見出しは明るいイエローでアクセントを加え、若々しさを強調したい。
参考B社
- ユーザーに与えたい印象: 「安心感」と「信頼性」を重視。サイト全体に落ち着いた色合いを使用して、訪問者に安心感を与えたい。
- ビジョンの反映: 当社のビジョンである「持続可能な未来を築く」が伝わるように、自然素材やエコをテーマにしたデザインを希望。
- 参考とする競合: デザインは、競合の○○企業のアプローチを参考にして、よりユーザーフレンドリーで親しみやすいコンテンツの見せ方を考えています。
- 他社からのインスピレーション: 全体的な雰囲気は、異業種であるが△△企業や□□企業が私たちの理想に近いです。
- 特に注目する要素: 一番近いイメージは□□企業。特に、洗練されたアイコンデザインと直感的なナビゲーションが私たちのイメージにぴったりです。
これくらいの情報量でホームページ作成会社に依頼することがベストですので、参考にしてみて下さい。
デザインイメージを明確にするためのポイント
参考サイト: 具体的な参考サイトを挙げ、それらのどの要素が自社のイメージに近いのかを伝える。これにより、デザインの方向性がより明確になります。
具体的な色の選択: 競合との差別化を図るための色選びを明確にし、どのような印象を与えたいのかを具体的に伝える。
ビジョンやテーマ: 会社のビジョンや理念をどのようにデザインに反映させるかを考え、具体的なテーマを設定。
3. サイトマップの明確化
サイトマップという言葉に馴染みのない方もいるかもしれませんが、サイトマップとはホームページにどのようなページが必要かを示すものです。
これを明確に決めておくことで、見積もりを安くすることが可能です。
例:
- コーポレートサイトの場合
- トップページ、会社紹介、事業内容、採用情報、お問い合わせページ
- ECサイト(ネットショップ)の場合
- トップページ、商品カテゴリページ、商品一覧ページ、商品詳細ページ、カート機能、購入ページ
制作会社は制作するページ数で見積もりを作成することが多いため、最初からページ数を絞っておくことで見積もりを安く抑えられます。
注意: SEOなどWeb集客を行う場合、ページ数は多い方が一般的に有利とされています。
目的に応じて作成ページを絞らないと、必ずしも良いホームページとは言えません。
「最低限このページは必要」というページを明確にしておくことが重要です。
あやふやな回答をすればするほど、適正な見積もり金額から逸脱していってしまいがちですので
この点は非常に注意するべき点です。
(まとめ)見積もり費用を少しでも抑えるには?編
ホームページ制作を依頼する際には、目的・納期・予算の3点を明確にすることが成功への基本です。
これに加えて、具体的な作業範囲やデザインイメージ、サイトマップを明確にすることで、見積もりを安く抑えつつ、スムーズな制作プロセスを実現できます。
しっかりとした準備をすることで、制作会社とのコミュニケーションが円滑になり、より効果的なホームページを構築することが可能となります。
以上のポイントを押さえて、理想的なホームページ制作を進めていきましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
年代:20代
キャリア:京都の大学卒業後、書籍の編集者を経て、健康や美容に関するWebメディアでライターとして活動。現在は、チョコミツ調査部を行いながら 自身の趣味であるスキンケアやフィットネスに関する記事投稿も執筆中。